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「弁当エクスプレス」が米国でデビューへ!昨夏セレクトセールで大物馬主が落札のドレフォン産駒

2025年07月05日 17:35

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 米国の大物馬主、マイク・リポール氏(リポール・ステーブル代表)が昨夏に日本のセレクトセールで落札したドレフォン産駒、ベントーエクスプレス(牡2、T・プレッチャー、母タミーザトルピード)が5日のサラトガ競馬場でデビューする。

 1Rの2歳未勝利戦(ダート1100メートル)で6頭立て。馬主の代表馬フィアースネスなどを管理するトッド・プレッチャー厩舎に所属し、鞍上はI・オルティスJr.が務める。主催者想定の単勝オッズ(モーニングライン)は3・5倍の2番人気となっている。

 4日の「サラブレッドデイリーニュース」電子版はリポール・ステーブルの代理人として、セレクトセールに参加したアレックス・ソリス氏のインタビューを掲載。ソリス氏は「セレクトセールの馬を見ていると、米国馬のような馬、ダート馬、堅い芝向きの馬がいます。その一方で、欧州血統でとてもヨーロッパ的な特徴を持つ馬もいます。『この馬は米国競馬に合うのだろうか?』と自問自答しながら、ナダル産駒やドレフォン産駒など、米国に合う馬を落札しました」と語っている。

 リポール・ステーブルは昨年のセレクトセールで1歳馬5頭を落札しており、5頭の中でソリス氏が最も気に入っているのは、ナダル産駒のルリエーヴルの23(牝)とされている。ベントーエクスプレスはドバイワールドCを制したウシュバテソーロと同じ千代田牧場の生産馬で、5000万円(税抜き)で落札。ソリス氏は「グッドルッキングな牡馬で、とても速そうです。いい調教をしています。芝向きか、ダート向きかを考えてきました。ドレフォンは日本で芝を多く走っているので、疑問を持っていましたが、ダートで十分に調教されているので、ダートに挑戦する価値はあります」と同馬を評価している。ベントーエクスプレスは6月22日の追い切りで800メートルを47秒0、同28日に同47秒6の好時計をマークしている。

 記事は日本のセレクトセール出身で米国で活躍した馬として、ハーツクライ産駒のヨシダ(18年のターフクラシックS、ウッドワードSでG1を2勝。現種牡馬)を紹介。ソリス氏は今年(14、15日)もセレクトセールに参加する意向を示している。

出典:日刊スポーツ