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​仏G1ジャンプラ賞、スミヨン騎乗のウッドショーナが最後方から末脚一閃

2025年07月07日 13:45

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 現地6日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャンプラ賞(3歳牡馬・牝馬、芝1400m)が行われ、C.スミヨン騎乗のウッドショーナが最後方からごぼう抜きの強烈な末脚を繰り出して勝利をもぎ取った。

 レースはマラノアチャーリーが逃げ、人気のコスミックイヤー、ザライオンインウィンター、シャドウオブライトらは中段に。ほぼ一団となった馬群の最後方にウッドショーナが控える。

 各馬がスパートしだすとシャドウオブライトがマラノアチャーリーをかわして先頭に立ったが、そこへウッドショーナとザライオンインウィンターも襲い掛かり、さらにマラノアチャーリーも差し返して大接戦に。最後はウッドショーナが短クビ差だけ前に出たところがゴールだった。

 2着はマラノアチャーリーが確保し、短アタマ差の3着にザライオンインウィンター。シャドウオブライトはさらにクビ差の4着で、1番人気に推されていたコスミックイヤーは7着に終わった。

 F.グラファール厩舎のウッドショーナはウートンバセット系ウッディド産駒。4月の仏G3ジェベル賞ではマラノアチャーリーの3着だったが、前走の仏G3テキサニタ賞では後に英G1コモンウェルスカップを勝つタイムフォーサンダルズを下して勝利。そこからの連勝でG1初制覇となった。

 グラファール調教師はウッドショーナについて「スピードがあり、7ハロンが彼の限界だろう。今後は距離短縮するか7ハロンにこだわるかはまだ分からないが、今日のレースは大きな前進だ」と英競馬メディア『At The Races』にコメント。次走については8月の仏G1モーリスドゲスト賞(芝1300m)を候補に挙げていた。