現地11日、英ニューマーケット競馬場で6頭により争われたG2ダッチェスオブケンブリッジステークス（2歳牝馬、芝6ハロン）は、序盤から後方に控えた1番人気のヴェネチアンサンがゴール前の上り坂で抜け出し、最後方から追い込む5番人気ロイヤルフィクセイションの急追をクビ差に封じた。

　さらに3馬身1/2差の3着には勝ち馬の直前を追走したアルゼンチンタンゴが続き、同馬と2番人気を分け合ったスパイシーマーグは逃げるも5着に終わった。

　ヴェネチアンサンはK.バーク調教師が管理するスターマン（父ダッチアート）産駒。前走はロイヤルアスコット開催のG3アルバニーステークスで重賞初制覇を飾り、これで5月19日のデビューから無傷の3連勝とした。

　バーク師はレース後、英競馬メディア『racingtv.com』などに対し、ヴェネチアンサンの次走にG1モルニー賞かG2ロウザーステークスを挙げ、モルニー賞が有力と回答。態勢が整わなければG1モイグレアスタッドステークスへ直行するとコメントしている。