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米G2シュヴィーS、好天を味方につけたレスリーズローズが圧勝

2025年07月19日 11:40

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 現地18日、米サラトガ競馬場でG2シュヴィーステークス(4歳以上牝馬、ダート9ハロン)が行われ、I.オルティスJr.騎乗のレスリーズローズが圧勝した。

 レースは3番人気のダズリングムーブが逃げ、2番人気のレスリーズローズは3番手、圧倒的な1番人気のレイジングシーはポツンと離れた最後方という展開に。第4コーナーから仕掛けていったレスリーズローズは直線でダズリングムーブと馬体を離しての叩き合いとなり、残り1ハロンで前に出るとあっという間にリードを広げて3馬身3/4差の勝利を収めた。

 昨年の勝ち馬で、今年5月にはG1ラトロワンヌステークスも勝ったレイジングシーは勝負に加われず、勝ち馬から13馬身半差の3着まで押し上げるのが精いっぱいだった。

 T.プレッチャー厩舎のレスリーズローズはイントゥミスチーフ産駒の4歳馬。昨年4月のアッシュランドステークスでG1初制覇を遂げたが、その後は年度代表馬ソーピードアンナと苦手な重馬場に苦しめられ続けて連敗。前走のG1オグデンフィップスステークスも不良馬場にたたられて競走中止していたが、天敵不在かつ良馬場の今回は久々の重賞制覇を果たした。

 米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、プレッチャー調教師は「この時期は前回のようにレース30分前に突然の嵐が来るのではと心配になる。そうなると彼女のチャンスが危うくなるが、今日は何事もなくて本当によかった」と語った。