現地19日、愛カラ競馬場でG2サファイアステークス（芝5ハロン）が行われ、D.イーガン騎乗のアリゾナブレイズが先行抜け出しで快勝した。

　3番枠から出て早めに馬場の中央に寄せたアリゾナブレイズは2番手を確保。残り2ハロン付近で各馬が追い出すと素早く先頭に立ち、追いすがるムゲーラに2馬身差の勝利を収めた。

　A.マレー厩舎のアリゾナブレイズはスキャットダディ系セルゲイプロコフィエフ産駒の3歳馬。ロイヤルアスコット開催での英G1コモンウェルスカップではクビ差の2着と好走しており、今回は古馬相手に3度目の重賞制覇を果たした。

　この結果を受け、大手ブックメーカー『コーラル』は8月の英G1ナンソープステークスでのオッズを13倍から9倍に。『パディパワー』も9月の英G1スプリントカップのオッズを11倍までカットした。

　共同オーナーであるアモレーシングのK.ジューラブシャン氏は「まだ何もプランはない」としつつも、「（11月の米G1）ブリーダーズカップを目指す。彼はどこかでG1を勝つだろう」と話している。