現地2日、米サラトガ競馬場でG2サラトガスペシャルステークス（2歳、ダート6.5ハロン）が行われ、J.オルティス騎乗のユーイングがオブリタレーションとのマッチレースを制した。

　4頭立ての2番人気に推されたユーイングは軽快にハナを切り、1番人気のオブリタレーションがやや遅れた2番手で最終コーナーへ。この時点ですでに3番手以下は大きく離されて2頭の一騎打ちとなったが、直線ではユーイングが馬体を並べることを許さず1馬身差で逃げ切った。

　M.キャシー厩舎のユーイングは新種牡馬のニックスゴー産駒。デビュー2連勝で父にブラックタイプのレース初勝利をプレゼントした。キャシー調教師は同厩馬のカーテンコールを9月1日のG1ホープフルステークスに出し、ユーイングは同13日のG3イロコイステークスに使い分ける意向を示したと米競馬メディア『thoroughbreddailynews.com』が伝えている。