2024年に米G1ケンタッキーダービーを制したミスティックダンが、現地9日のG1アーリントンミリオン（芝10ハロン）で初めて芝レースを走ることが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　ゴールデンセンツ産駒のミスティックダンはここまですべてダートを走り、通算14戦4勝。今年は5月末にG3ブレイムステークスを勝ったが、6月末のG1スティーブンフォスターステークスでは同世代のマインドフレーム、シエラレオーネらに後れを取る4着に終わっていた。

　その後、今月1日にはサラトガ競馬場でキャリア初の芝コースでの調教を実施。ダートの主要G1が続くサラトガ競馬場との相性に不安があることから、K.マクピーク調教師は近い将来の芝レース挑戦を示唆していた。

　マクピーク調教師は芝での調教について「驚くほど速く走り、とても楽にこなしていた」と称賛。「彼に取って芝は全く苦にならないと思う。10ハロンを走れることも分かっている。後はさまざまな芝レースにどう適応するかが問題だ」と語っている。