NEWS

ニュース

ニュース/コラム

アイルオブジュラが9月に待望の戦列復帰、年明けには中東で日本勢と対戦も

2025年08月06日 12:50

  • 友だち追加数

 昨年6月のロイヤルアスコット開催でG2ハードウィックステークスを圧勝するも故障で戦線離脱したアイルオブジュラが、1年余りの休養から9月6日のG3セプテンバーステークス(ケンプトン競馬場)で復帰する見通しとなった。

 アイルオブジュラは昨年のハードウィックSを3馬身3/4差で圧勝し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの有力候補として一躍注目の存在となるも故障。2着に下したゴリアットがキングジョージを快勝し、相対的にG1級の実力を裏づける結果となった。

 英競馬メディア『attheraces.com』などが報じたG.スコット調教師のコメントによると、アイルオブジュラはすでに強めの追い切りを消化しているとのこと。「たくさんのハードルを乗り越えたし、セプテンバーSで彼を見られないなら不運でしかない。本当に上手く行っている」「彼の問題は把握できており気分も高揚している」と復帰を心待ちにしている。

「セプテンバーSまでには長く実戦から離れていたことになり、我々にとっては何でもボーナスみたいなものだけど、彼は我々にとってスペシャルなんだ」というスコット師は、セプテンバーS後に順調なら「外国で冬場を過ごし、バーレーンからジェベルハッタやネオムターフカップ、そしてドバイワールドカップナイトとイメージしている」と冬場の中東遠征を視野に入れていることを明かした。

 アイルオブジュラが復帰予定のセプテンバーSはオールウェザーの12ハロン戦だが、昨年のカルパナは次戦の英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスも連勝して今年は凱旋門賞の前売り上位人気に推されている。また、2018年のエネイブルも次戦の凱旋門賞と連勝。この他にもモスターダフ(2022年)、ベイブリッジ(2023年)が制し、近年は秋の戦いに向けて重要な一戦となっている。