【ジャックルマロワ賞】初の直線競馬は「問題ありません」ルメール騎手はアスコリピチェーノ信頼
2025年08月14日 18:18

今週末に母国フランスのドーヴィル競馬場で騎乗するクリストフ・ルメール騎手(46)が13日、フランスギャロ主催の記者会見に臨み、意気込みを語った。パリチュルフ電子版が伝えている。
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ジャックルマロワ賞(G1、芝直線1600メートル、17日)がアスコリピチェーノ(牝4、黒岩)にとって初の直線競馬になることを懸念されると、「問題ありません」とキッパリ。「彼女は機敏で、経験豊富で、息の使い方もわかっていますから、カーブがないこともまったく気にしないでしょう」と信頼を寄せ、「彼女はどんな乗り方もできます。逃げ馬の後ろ、後方に控える競馬もできます。彼女はスピードがあるので、気分よく走ることができると思います」と続けた。
フランス遠征を行う日本馬が長期滞在ではなく、レースの10日前くらいに輸送していることについて聞かれると、ルメール騎手は持論を展開。「以前は日本馬は3週間前に(レースの)フランスに来ていましたが、今は10~12日前に到着していて、これはいいことだと思います。サウジアラビアやドバイ、香港のレースと同じです。私の経験から言うと、長く滞在すると、コンディションが低下する印象を受けました。一定期間を超えると、(日本と)同じ調整ではないため、馬の体調は悪化します。サウジアラビアや香港、ドバイでは日本で騎乗したときと同じ状態ですが、凱旋門賞や他のレースで乗ったときは調教不足だったり、馬体重が増えていたり、逆にエネルギー不足になっていたりします。10日前の輸送なら、最近は輸送の状況もいいので、とてもいいと思います」と語っている。