デビューから無傷の4連勝で注目を集めているフランスの3歳馬ダリズが、現地20日のG1英インターナショナルステークスに向かうことが分かった。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　F.グラファール厩舎のダリズはシーザスターズ産駒で、アガ・カーンスタッドの自家生産馬。母ダリヤカナはG1香港ヴァーズ勝ち馬で、2代母のダルヤバは仏オークスとヴェルメイユ賞の両G1を制覇。半兄には仏G1ガネー賞を勝ったダリアン（父シャマーダル）がいる。

　6月末には仏G2ウジェーヌアダム賞で重賞初制覇。アガ・カーンスタッドのN.ラウス氏は「これまでの彼の歩みからすると、明らかに大きな挑戦。出走馬は強力で、非常にタフなレースになることは間違いない。だがフランシス（グラファール調教師）はダリズが絶好調だと見ており、速い馬場にも対応できると評価している」と語り、相手関係が厳しいことを認めつつも初のG1挑戦に向けて万全のコンディションであるとした。