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​ディエゴヴェラスケスがジャックルマロワ賞制覇、ノータブルスピーチの猛追凌ぐ

2025年08月18日 14:40

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 現地17日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)が行われ、伏兵ディエゴヴェラスケスがノータブルスピーチとの接戦を制した。

 直線でのレースは外ラチ沿いの8頭の馬群をオブライエン厩舎の人気馬ザライオンインウィンターがけん引し、中央寄りにはディエゴヴェラスケスと日本から参戦したゴートゥファーストという立ち上がりに。もう1頭の日本馬アスコリピチェーノは外寄りの3番手にポジションを取る。

 馬群合流後はディエゴヴェラスケスが3番手となり、残り400メートル付近で2番手からダンシングジェミナイが先頭に立つが各馬も一斉にスパート。残り100メートル過ぎでディエゴヴェラスケスが抜け出すと、そこへノータブルスピーチが猛追したが、最後はディエゴヴェラスケスがアタマ差で凌ぎ切った。

 さらに3/4馬身差の3着にダンシングジェミナイ。ゴートゥファーストは勝負どころの追い比べでついていけず、勝ち馬から約3馬身差の5着。アスコリピチェーノは中段から伸びず、最後まで勝ち負けに加わることなくゴートゥファーストからクビ差の6着に終わった。

 ディエゴヴェラスケスはA.オブライエン調教師が管理するフランケル産駒の4歳牡馬。前走の愛G2ミンストレルステークスからの連勝で、重賞5勝目が待望のG1初制覇となった。半兄にはキーファーズ代表の松島正昭氏が共同所有して仏G1サンクルー大賞などを勝ったブルーム(父オーストラリア)、重賞5勝のポイントロンズデール(父オーストラリア)がおり、来年からは英ナショナルスタッドでの種牡馬入りが決まっている。