NEWS

ニュース

ニュース/コラム

シーズン佳境のH.ドイル騎手に暗雲、優先騎乗契約が突然の打ち切り

2025年08月20日 12:50

  • 友だち追加数

 短期免許を取得して日本でも騎乗経験が豊富な英国のH.ドイル騎手が、優先騎乗契約を結んでいたI.アル・サガル氏に契約を打ち切られ、英競馬メディア『racingtv.com』などが報じた。

 ドイル騎手はブルーダイヤモンドスタッドを率いるアル・サガル氏との契約下において、仏オークスなどG1レース3勝賞含む全レースでナシュワの手綱を任されるなど活躍してきた。

 アル・サガル氏のレーシングマネージャーを務めるT.グリムソープ氏は「私たちはホリー(ドイル騎手)と素晴らしい関係を築いてきたことを強調し、今後も様々な形で継続していく事を願っている」「しかしながら、変化のための瞬間があり、イマド(アル・サガル氏)は今が前進するのに適切と感じた」と、シーズン途中での解約に至った経緯を説明。ドイル騎手の代役に当面はO.マーフィー騎手を起用する意向としている。

 今回の処遇についてドイル騎手は英競馬メディア『attheraces.com』で担当するブログに「残念ながら金曜日(15日)に私が長らく務めてきたイマド・アル・サガル氏の優先騎乗契約を失った事を知らされた。特にシーズン中のこの段階では、ちょっとしたショックだった」と率直に心境を吐露。これまで5年間にわたる関係を振り返るとともに、アル・サガル氏への感謝を記している。