残り800メートルで4秒以上の差があった!大逃げ馬と2番手ダノンデサイル、後続馬のラップは?
2025年08月22日 18:02

“4秒以上の差”があった-。20日に英国のヨーク競馬場で行われたインターナショナルSはオンブズマン陣営が用意したペースメーカー、バーキャッスル(セン5、A・ファーブル)とロバート・ハヴリン騎手の大逃げが話題になった。
英国のレーシングTVが公式ホームページで公開している「RACE iQ」のラップによると、ハナを奪ったバーキャッスルと2番手を進んだダノンデサイルの2頭のタイム差は200メートル通過ごとに0秒45、1秒02、2秒10、3秒12、4秒08とひろがり、残り800メートルの時点では最大「4秒34」の差が2頭の間にあった。
見ている人をワクワク、あるいはヒヤヒヤさせた大逃げ。バーキャッスルは前半をハロン(200メートル)11秒台で軽快に飛ばし、ハロン12秒台前半~12秒台後半で走った後続との差をグングンとひろげていった。「200メートルを12秒0」で走ると仮定すれば、単純計算だが、残り800メートル地点でバーキャッスルと後続との距離は70メートルを超えていたことになる。
直線入り口から懸命に追いかけ始めた後続集団。「RACE iQ」によると、オンブズマンはゴールまで600~400メートルの区間でこのレースの出走馬唯一となるハロン10秒台(10秒94)の数字をマーク。最後の上がり1ハロンも他馬が大きく減速する中で、唯一12秒を切る11秒99でまとめきった。
上がり3ハロンの数字で各馬を見ると、勝ったオンブズマンは34秒15。2着のドラクロワは34秒49。大逃げで3着に粘り込んだバーキャッスルは38秒58。5着に敗れたダノンデサイルは36秒00だった。