「何も学ぶことなかった」英インターナショナルS最下位ダリズ陣営が次走候補挙げる/有力馬情報
2025年08月23日 17:30

英インターナショナルSで最下位の6着に敗れ、初黒星を喫したフランスのダリズ(牡3、F・グラファール)は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)への出走をあきらめておらず、次走にニエル賞(G2、芝2400メートル、9月7日=パリロンシャン)、あるいは、プランスドランジュ賞(G3、芝2000メートル、9月14日=パリロンシャン)を予定していることがわかった。22日、レーシングポスト電子版が伝えている。
ダリズはデビューから4戦無敗の戦績でインターナショナルSに参戦。ダノンデサイルを背後でマークする位置で運んでいたが、直線は伸びを欠いて最下位に沈んだ。所有するアガカーン・スタッドのレーシングマネジャーを務めるネモネ・ラウス氏は「本当に奇妙なレースで、私たちはそこから何も学ぶことがなかったと感じ、少しフラストレーションを感じました。ペースメーカーがいたことを喜んでいましたが、日本馬が彼(ペースメーカーのバーキャッスル)を追いかけず、ダリズがいた馬群は速く走れませんでした。経験不足の馬ですし、未熟なので、ペースを落としてしまったことが不利に働いたと思います。もちろん、勝った馬(オンブズマン)は素晴らしい勝利でしたよ。(ダリズは)残り3ハロンから2ハロンのところではすごい瞬発力でしたが、その後は脚を使えませんでした。序盤で力んだからなのかな、と。最後まで走りきれませんでしたし、あとでレースを見直すと、折り合って走っていた馬たちが好走していました」とレースを振り返っている。今後については「あのレースの後なので、凱旋門賞に直行することはないでしょう。ニエル賞に向かうか、プランスドランジュ賞に向かうか、のどちらかです。どちらも理想的ではありませんけど」と2つのレースを候補に挙げている。