英2歳G2メイヒルS、セントマークスバシリカの初年度産駒アイリンが制す
2025年09月13日 11:25

現地11日、英ドンカスター競馬場でG2メイヒルステークス(2歳、芝8ハロン)が行われ、クールモア期待の新種牡馬セントマークスバシリカの産駒アイリンが父に重賞初勝利をプレゼントした。
アイリンは直線コースでふたつに分かれた馬群のうち、多頭数の集団の最後方からに。終盤に馬群が合流して各馬が横いっぱいに広がってもまだ後方だったが、先行勢を回り込むようにD.イーガン騎手が進路を定めるとじわじわと追い上げていき、ゴール寸前でパシフィックミッションをとらえて先頭まで突き抜けた(3/4馬身差)。
K.バーク厩舎のアイリンは仏ダービーなどG1を5連勝したセントマークスバシリカ(父シユーニ)の初年度産駒で、アルシャカブレーシングとアモレーシングの共同所有馬。前走の英G3プレステージフィリーズステークス3着から躍進しての重賞初制覇となった。
英競馬メディア『At The Races』によると、次走は英G1フィリーズマイルか仏G1マルセルブーサック賞が有力なもよう。同厩舎でメイヒルSを勝った馬には、フィリーズマイルや仏オークスなどG1を6勝した名牝ローレンスや、昨年の独1000ギニー馬ダーネーションがいる。