仏オークス馬ゲゾラ、凱旋門賞ではマーカンド騎手とコンビ
2025年10月01日 13:57

仏オークス馬のゲゾラが凱旋門賞でT.マーカンド騎手とコンビを組むことになり、英競馬メディア『attheraces.com』などが報じた。
ゲゾラはG3レゼルヴォワール賞(A.ルメートル騎手)、G2サンタラリ賞(M.バルザローナ騎手)、そして仏オークス(C.スミヨン騎手)と、それぞれ異なる騎手で重賞3勝。仏オークス以来だった前走のヴェルメイユ賞ではバルザローナ騎手が騎乗して2着だった。
F.グラファール調教師はゲゾラの他にもプランスドランジュ賞でクロワデュノールと接戦を演じたダリズ、ジャンロマネ賞勝ちのキジサナを凱旋門賞に出走させる予定。「いつものようにミカエル・バルザローナがダリズに乗り、A.プーシャンは以前にキジサナに乗っていたから、トム・マーカンドをゲゾラのために押さえた」と3頭の鞍上について明かしている。
また、ゲゾラはヴェルメイユ賞でアヴァンチュールの2着に敗れたが、グラファール師は「本当にいいレースをした」「終盤のギャロップはミカエル・バルザローナが手綱を持ったままだったし、凄く喜んでいたよ。アヴァンチュールは凱旋門賞の1番人気で、あの日に負かすのは難しかった。我々は凱旋門賞に向けて彼女を仕上げるために走らせたんだ」「1マイル半(2400m)はパーフェクトだし軟らかい馬場も問題ない」「今年は大混戦でタフなレースになる。幸運を祈るしかないが、挑戦させる価値はあるよ」と意欲的に語った。
また、ダリズについては肉体的、精神的に未完成だったため、春先は相手を選んでレースさせてきたと明かした上で「1マイル半が彼の適距離だと思ってきたからプランスドランジュ賞を走らせたんだ。直線で少し不運なところがあったけど最後は力強かった。あの日は不良だったし軟らかい馬場も問題ない」と評価。
キジサナも2400mを「パーフェクト」とした一方、末脚のキレが持ち味のため、あまり重い馬場は歓迎できないと明かしている。