G1・4勝の英国馬がジャパンCへの参戦を視野「彼は出走するだけでボーナスの権利がある」
2025年10月08日 17:45

英国のG1・4勝馬、ドバイオナー(セン7、W・ハガス)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月30日=東京)への参戦を視野に入れていることがわかった。「アットザレーシズ」電子版が伝えている。
同馬はこれまでにG1を4勝。23年にオーストラリアでランヴェットS、クイーンエリザベスS、昨年はフランスでサンクルー大賞を制し、今年は再びオーストラリア遠征でタンクレッドSを勝利した。ニューマーケットにあるウィリアム・ハガス厩舎の管理馬で英国国内でのG1制覇はないものの、海外遠征を得意としており、昨年の香港ヴァーズ2着、今年のクイーンエリザベスS(オーストラリア)2着など、日本で海外馬券発売が行われたG1競走でもたびたび好走している。主戦騎手はトム・マーカンドで、前走はドイツのバーデン大賞でゴリアットの2着だった。
ハガス師は「次はイタリアに行くと思います」と次走にイタリアのジョッキークラブ大賞(G2、芝2400メートル、サンシーロ)を挙げ、そこをステップにジャパンCへの参戦を視野に入れていることを明かした。「彼はジャパンCを予定しています。なぜなら、彼は出走するだけで20万ドルのボーナスの権利があるG1(タンクレッドS)を勝っているからです。もちろん魅力的です」とコメントしている。
オーストラリアのタンクレッドSはジャパンCのボーナス制度がある指定外国競走の1つ。指定外国競走を勝ってジャパンCに出走すると、本来の賞金とは別に1着の場合に300万ドル、2着の場合に120万ドル、以下3着75万ドル、4着45万ドル、5着30万ドル、6着以下20万ドルのボーナスが与えられる。