フォーエバーヤングの宿敵シエラレオーネは連覇がかかるBCクラシックで引退、種牡馬入りへ
2025年10月09日 13:56

昨年のBCクラシック覇者、シエラレオーネ(牡4、C・ブラウン)は連覇がかかるBCクラシック(G1、ダート2000メートル、11月1日=デルマー)を最後に現役を引退し、26年から米国のアシュフォードスタッド(クールモア・アメリカ)で種牡馬入りすることが決まった。8日、クールモアが公式ホームページで発表した。種付け料などは後日発表となっている。
シエラレオーネは父ガンランナー、母ヘヴンリーラブという血統。昨年はブルーグラスSを勝って挑んだケンタッキーダービーで2着。最後の直線は日本から参戦したフォーエバーヤングと激しく競り合い、多くの日本のファンにその名を知られている。秋のBCクラシックでは同世代のフィアースネス、フォーエバーヤングを破った。今シーズンはここまでホイットニーSの1勝のみだが、11月に昨年と同じ西海岸デルマー競馬場で行われるBCクラシックの有力候補となっている。
日本のフォーエバーヤングとは祖母が同じダーリングマイダーリングという関係で、近親には日本の年度代表馬ゼンノロブロイがいる。これまでフォーエバーヤングとは2度対戦し、いずれもシエラレオーネが先着。シエラレオーネのラストランとなる次走BCクラシックはフォーエバーヤングにとって宿敵との最後の対決となりそうだ。