英チャンピオンズデーでのラストランが発表されたドラクロワについて、A.オブライエン調教師が英チャンピオンステークスを選択すると明言し、英競馬メディア『racingpost.com』などが報じた。

　ドラクロワは前走のアイリッシュチャンピオンステークスを快勝後に、その血統的価値から引退して種牡馬入りするか、英チャンピオンズデーでもう一戦するか去就に注目が集まっていた。

　チャンピオンズデーではマイルのクイーンエリザベス2世ステークス、10ハロンの英チャンピオンSに登録しているが、オブライエン師は『ITV』のインタビューに対し「ドラクロワを英チャンピオンSに使うよ。馬主たちが望んでおり、私もうれしい。状態は非常にいいし、全てが順調なら（英チャンピオンSに）行く」と明言した。

　ドラクロワは英チャンピオンSの前売りで7倍だったが、クイーンエリザベス2世Sなら概算4倍でより勝算を見込まれていた。しかし、オブライエン師のコメントを受け、英チャンピオンSにおけるドラクロワのオッズを3.5倍にカットするブックメーカーも現れた。

　なお、ライバルと目されるオンブズマンは2.75倍、カランダガンには4倍がつけられている。