ギガキックが2年5カ月ぶり白星、豪G2スキラッチSで復権
2025年10月13日 12:35

現地11日、豪コーフィールド競馬場でG2スキラッチステークス(芝1100m)が行われ、M.ザーラ騎乗の古豪ギガキックが約2年5カ月ぶりの白星を手にした。
後方2番手からのレースとなったギガキックはコーナーで大外を回って直線へ。残り200メートル付近で鞍上が追い出すと鋭い末脚を繰り出して一気に先頭まで突き抜け、1番人気のトロピカスに1馬身差の勝利を収めた。
C.ダグラス厩舎のギガキックはリダウツチョイス系シザーキック産駒の6歳セン馬。2022年にデビュー5連勝でジ・エベレストを制覇し、23年4月にはG1オールエイジドステークス、同5月にはドゥームベン10000の両G1を連勝した。その後は故障による長期離脱があり、復帰後は24年10月のジ・エベレスト2着、今年5月のG1ザ・グッドウッド3着などの好走はあったものの勝利から遠ざかっていた。
豪競馬メディア『racing.com』によると陣営のレーシングマネージャーのR.ダグラス氏は「彼がまたここで勝利するのを見るのは本当に嬉しい」とコメント。今後は11月のG1ダーレーチャンピオンズスプリントに向かう意向を示した。