現地18日に芝レースとしては世界最高額となる賞金総額2000万豪ドル（約19億8000万円）を誇る豪G1ジ・エベレストに挑戦する香港の短距離王カーインライジングが13日、カンタベリー競馬場で順調に調教をこなした。香港ジョッキークラブの公式サイトが報じている。

　9月7日に香港で芝1200mのハンデ戦を勝って渡豪したカーインライジングは、今月7日にランドウィック競馬場でのバリアトライアル（1000m）に出て3着だった。

　D.ヘイズ調教師は「（バリアトライアルは）彼にとって1カ月ぶりの他馬との競走だった。だからこそ、あのひと叩きで大きく向上することは分かっていた」とコメント。この日の調教については「本当に満足している。ラスト600メートルをしっかりした足取りで38秒で駆け抜けた。その後の回復も素晴らしかった」と絶賛した。

　さらに同師は晴れもようの天候についても「気に入っている」と語り、「いいコンディションで固い馬場はきっとプラスに働くだろう」と語った。