メルボルンC最有力のアルリファー、連覇経験のザーラ騎手に乗り替わり
2025年10月21日 14:01

現地11月4日に行われるオーストラリア最大のレースのG1メルボルンカップ(芝3200m)で最有力候補と見られているアルリファーの鞍上が、M.ザーラ騎手に乗り替わることが分かった。英競馬メディア『At The Races』などが報じている。
J.オブライエン厩舎の5歳馬(北半球基準、南半球では6歳)アルリファーには昨年の仏G1凱旋門賞などで武豊騎手も騎乗しているが、主戦ジョッキーはD.マクモナグル騎手。前走の愛セントレジャーなど、ここまでのG1での3勝は全て同騎手とのコンビで挙げてきた。
しかし9月の愛セントレジャー前にアルリファーを購入して新オーナーとなったオーストラリアン・ブラッドストックのJ.ラヴェット氏はマクモナグル騎手に同情を示しつつも、「私を含めた数人の見解では、ザーラが2マイルのレースでは恐らく最高の騎手」「多くの関係者が彼と良好な関係を築いているので当然の決断だった」とコメント。
さらに同氏は「私にとって最重要なのは、どの馬とどの騎手をフォローすべきか知ること。地元の騎手を軽視するとメルボルンC制覇を逃してしまう可能性がある」「だからこそ、コースを隅々まで熟知した騎手がいることが重要。メルボルンCはとてもユニークなレースだから」と続けた。
ザーラ騎手は2022年にゴールドトリップ、23年にはウィズアウトアファイトでメルボルンCを連覇した実績がある。