欧州トップマイラーのロザリオン、引退してダーレー系列の種牡馬に
2025年10月26日 10:13
昨年の愛2000ギニーとセントジェームズパレスステークスを制すなど、欧州マイル戦線の中心勢力として活躍してきたロザリオン(父ブルーポイント)の引退と種牡馬入りが決まり、英競馬メディア『racingpost.com』が報じた。
ロザリオンは愛2000ギニーとセントジェームズパレスSのほか、2歳時のジャンリュックラガルデール賞と合わせてG1レースを通算3勝。4歳の今年は6戦未勝利に終わったものの、クイーンアンステークスとサセックスステークス、ムーランドロンシャン賞で2着、ロッキンジステークスでも3着とマイルG1戦線で上位争いを繰り広げた。
R.ハノン調教師は「彼はこれまでともに働いた中で最高の、人生に1頭の馬だった。今シーズンは本当に不運だったが、あのような馬を手にすれば、生活はそれらを中心に回る。いなくなれば寂しくなるが、また別の1頭を探すために励みたくなる。彼は見た目も、ともに働くのも素晴らしかった」「彼の競走生活は素晴らしいものだったが、種牡馬としてより優秀になると思っている。彼は最高のマイラーであり、いくつか驚異的なレースをしてきたものの、今年のことは忘れてほしいものだね」と労いの言葉を贈っている。
なお、今後のロザリオンはダーレー系列の種牡馬に加わり、繋養先や種付け料については後日発表になるとのこと。
