アローイーグルがロワイヤルオーク賞でG1初制覇、ダブルメジャーの3連覇ならず
2025年10月27日 13:10
現地26日、仏サンクルー競馬場でG1ロワイヤルオーク賞(芝3100m)が行われ、C.デムーロ騎乗のアローイーグルがG1初制覇を果たした。
レースはスタートからしばらく内の馬群からポツンと離れた外を走っていたカバーヨデマールが最初のコーナー前に合流してハナを取り、3連覇がかかるダイワメジャー産駒のダブルメジャーが4番手、アローイーグルは離れた5番手付近からとなる。
中盤を迎えるとクイーンズタウンがハナを奪い、ダブルメジャーもポジションを上げて2番手まで浮上。最後の直線ではダブルメジャーがいったんは先頭に立ったが残り300メートル過ぎでクイーンズタウンに差し返され、そこへ外からアローイーグルが強襲。アローイーグルは内で競り合う各馬をなで斬りにし、先頭でゴールに飛び込んだ。
2馬身差の2着はクイーンズタウンが確保し、さらに短アタマ差の3着にセヴェナズナイト。ダブルメジャーは5着に終わった。
JC.ルジェ厩舎のアローイーグルはグレンイーグルス産駒の4歳馬で、無敗で仏ダービーや凱旋門賞を制した名馬エースインパクト(父クラックスマン)の半弟。今年前半に仏G2シャンティイ大賞など重賞2勝を含む4連勝し、秋は仏G2フォワ賞から凱旋門賞に臨んだもののいずれも6着どまり。しかしここで偉大な兄に続くG1馬となった。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、エースインパクトの主戦でもあったデムーロ騎手は「この馬はステイヤーとして活躍できるとずっと思っていた」とコメント。陣営は今後は休養に入り、来年4月の復帰予定だと明かしている。
