NEWS

ニュース

ニュース/コラム

​【BCダートマイル】ナイソスが待望のG1初制覇、フルセラーノは連覇ならず

2025年11月04日 10:30

  • 友だち追加数

 現地1日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップダートマイル(ダート8ハロン)が行われ、1番人気に押されていたF.プラ騎乗のナイソスが同厩馬で昨季の米2歳王者シチズンブルとの接戦を制した。

 当日朝に昨年のケンタッキーダービー馬ミスティックダンが獣医の判断によって出走取消となり、レース直前にもホワイトアバリオが跛行のため取り消されるなど発走前から波乱含みの気配が漂う中で始まった一戦は、シチズンブルがハナに立って先導。ナイソスは先行勢の一角で5番手を追走する。

 コーナーに差し掛かるとナイソスが抜群の手応えで2番手まで浮上し、直線では2頭のマッチレースに。最後は馬体を並べてのゴールとなり、ナイソスが際どくアタマ差で差し切った。

 3着はさらに3馬身1/4差でチャンサーマクパトリック。フルセラーノは5着に終わった。

 B.バファート厩舎のナイソスはナイキスト産駒の4歳馬。ここまで6戦5勝と底を見せていなかったが、6月のメトロポリタンハンデキャップとスティーブンフォスターステークスの両G1を立て続けに自重し、満を持して臨むはずだった8月末のG1パシフィッククラシックも後肢の故障のためレース直前で出走回避と嚙み合わず。それでもこの大一番ではこれまでの鬱憤を晴らすG1初制覇を飾った。