2023年のケンタッキーダービー馬メイジを含む3頭の産駒が立て続けにG1を勝った名繁殖牝馬のプカが、ファシグティプトン社の11月セールにて500万ドル（約7億7000万円）で落札された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　落札したのは英国を拠点とするエーススタッド（旧ユーロン・インベストメンツ）と、レーシングマネージャーのP.カラン氏によるレイジングトレント・シンジケート。プカは引き続き米国にとどまるものの、将来的には海外の自社種牡馬との交配も検討される可能性があるとカラン氏は語った。

　プカはビッグブラウン産駒の13歳馬。自身の現役時代は重賞勝ちはなかったが、繁殖入りするとグッドマジック産駒のメイジが23年のケンタッキーダービーを制覇。24年にはメイジの全弟ドーノックもベルモントステークスとハスケルステークスの両G1を連勝し、さらに今年はマッキンジー産駒のバエザがG1ペンシルベニアダービーを勝った。

　ファシグティプトン社によると、年間最優秀牝馬が競売にかけられたのは17年ぶりだという。