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BCダートマイル直前で出走取消のホワイトアバリオ陣営、決定への調査要求

2025年11月07日 11:47

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 現地1日の米G1ブリーダーズカップダートマイルをレース直前で出走取消となったホワイトアバリオの陣営が、この決定を不服として弁護士を立てて「完全かつ透明性のある調査」の実施を求めた。米競馬メディア『Daily Racing Form』などが報じた。

 2023年のG1ブリーダーズカップクラシック覇者でもあるホワイトアバリオは、BCダートマイルのレース5分前にウォーミングアップの最中で出走を取り消された。共同オーナーであるC2レーシングのM.コーネット氏とS.ジョセフJr.調教師は取消直後には獣医や主催者から理由を説明されなかったと表明。翌日の朝になってHISA(競馬の公正確保と安全に関する機関)から「左前脚の故障」と書かれたメールを受け取ったという。

 C2レーシングと共同オーナーのG.バーバー氏は「競走馬の健康と安全は常に最優先事項だ」と明言したうえで、「ブリーダーズカップ、カリフォルニア州競馬委員会、そしてデルマーサラブレッドクラブに対し、ホワイトアバリオの出走取り消しに関するすべての関連文書の保管と開示を要請した」との声明を発表。「今後の対応を決定するまで、この件に関するいかなる質問にも回答せず、またこれ以上のコメントもしない」とした。

 これに対してデルマー競馬場の裁決委員は、獣医からの電話を受けてホワイトアバリオの取り消しを決めたと説明。「同馬は通常の検査で出走を取り消された」としている。