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【BCクラシック】ホワイトアバリオが押し切り、デルマソトガケは大金星へあと一歩

2023年11月05日 12:36

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 米競馬の最高峰、G1ブリーダーズカップクラシック(3歳以上、ダート10ハロン)が現地4日にサンタアニタパーク競馬場で行われ、日本から遠征したデルマソトガケ(7番人気)が、先行策から押し切る2番人気ホワイトアバリオの2着(1馬身差)に激走した。

 レースは11番枠の3番人気アレイビアンナイトが出足鋭くハナを切り、5番人気サウジクラウン、ホワイトアバリオの順に向正面へ。デルマソトガケも課題のゲートを決めて4番手から続く。1番人気のウシュバテソーロは序盤の後方から早めに押し上げ、先頭から約10馬身差の8番手で中間点を通過した。

 ホワイトアバリオが第3コーナーから手応え良く進出してアレイビアンナイトを捕らえにかかったのに対し、デルマソトガケはC.ルメール騎手のステッキが入って苦しい追撃に見えた。しかし、それで闘志に火がついたように追撃態勢に入ると、直線半ばで先頭に躍り出たホワイトアバリオを上回る脚勢で見る見る追い詰め、あと1馬身まで迫った所でゴールを迎えた。

 向正面でウシュバテソーロと前後していた8番人気プロクシーがさらに1馬身1/4差の3着に食い込み、ウシュバテソーロは直線で伸び切れず勝ち馬から3馬身少々の5着に敗れた。

 R.ダトローJr.調教師が管理するレースデー(父タピット)産駒のホワイトアバリオは昨年のフロリダダービー、前走のホイットニーステークスに続く3度目のG1制覇で重賞4勝目。ダトロー師とI.オルティスJr.騎手はともにBCクラシック2勝目、BC開催はダトロー師が4勝目、オルティスJr.騎手は19勝目とした。

(人気は日本での発売分)