豪G1C.F.オーアS、ジミーズスターが力の違いを見せつける快勝劇
2025年11月16日 11:09
豪G1C.F.オーアステークス(3歳以上、芝1400m)が現地15日にコーフィールド競馬場で7頭により争われ、好発から6番手に控えたジミーズスターが最終コーナーで進出すると、マークする2番人気エンジェルキャピタルの追撃を1馬身差に封じて快勝した。
ハナも切れそうなスタートから6番手に控えて中間点を通過したジミーズスターは、残り600m付近から馬群の外を回って進出。逃げ粘る3番人気エヴァポレイトを直線半ばで捕らえると、背後から食い下がるエンジェルキャピタルも寄せつけずに押し切った。さらに1馬身差の3着にエヴァポレイトが粘り込んでいる。
ジミーズスターはC.マー調教師が管理するパーインカント(父ストリートクライ)産駒の6歳セン馬で、4月のオールエイジドステークスなど今回も含めて重賞3勝を全てG1で記録。前走は日本からシュトラウスが遠征したラッセルボールディングステークスを勝っている。
ジミーズスターを勝利に導いたE.ブラウン騎手はレース後、豪競馬メディア『racing.com』のインタビューに「自分が一番強い馬に乗っているのは分かっていたし、信じていたから、そのつもりで騎乗したんだ。発馬も本当に良かった」「向こう正面で少し息が入ってからペースアップしたときには、すぐにトップに入れなければならなかった。彼は反応しないところがあるんだ」「彼はエンジェルキャピタルの気配を感じていたようで、それが助けになったんだと思う」と地力の違いを強調している。
