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アルリファーは豪州からアイルランドに一時帰国、さらに香港ヴァーズへ

2025年11月19日 13:05

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 今年の欧州長距離路線でブレークし、前走で豪州のメルボルンカップに遠征したアルリファーが、アイルランドに一時帰国してから香港ヴァーズに参戦することになった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 G2ネオムターフカップ(芝2100m)で始動した今季のアルリファーは惜敗が続くも、4戦目のG2カラカップ(芝14ハロン)を5馬身差で圧勝すると、続くG1愛セントレジャー(芝14ハロン)も連勝。長距離路線に新境地を開いてメルボルンCに遠征したものの7着に敗れた。

 メルボルンCでのアルリファーは59kgのトップハンデを負担し、最後方に近い位置から追い込んで及ばなかったが、終盤には目立つ脚勢を見せていた。その後、先週末にアイルランドに帰国。これから1カ月後の香港ヴァーズを目標に調整が進められる。

 豪州からアイルランドを経由して香港への移動となると、17000kmを戻ってからさらに1kmの移動となるが、愛セントレジャー前にアルリファーの権利を購入して共同オーナーとなったオーストラリアン・ブラッドストックのJ.ラヴェット氏は「(香港国際競走まで)まだ1か月あるから、いろいろと慣れ親しんだ環境のアイルランドに戻って準備するほうが簡単だ」と狙いを明かしている。

 アルリファーを購入した段階で1年間かけて世界の大レースを目指すことを意図していたというラヴェット氏は「香港の後は3月終わりにドバイのワールドカップナイトへ行き、それからフランスやロイヤルアスコットで12戦したいと思っている」「彼が高いレベルでレースを続けられるなら、再びオーストラリアというのではなく、凱旋門賞に挑戦させるかもしれない」と青写真を披露した。