「競馬界は今日偉大な人物を失った」「世界中に競馬の魅力を広めた」名牝ゼニヤッタの調教師死去
2026年02月13日 13:20
09年のBCクラシックを制した名牝ゼニヤッタを管理したジョン・シレフス調教師が亡くなった。80歳。ブラッドホース電子版など米国メディアが12日、伝えている。サンタアニタ競馬場に近いカリフォルニア州アーケイディアの自宅で眠っている間に亡くなったという。
シレフス師はベトナム戦争に海兵隊で従軍し、帰国後に調教師のキャリアをスタートした。05年のケンタッキーダービーをジャコモで制覇。ゼニヤッタは09年のBCクラシックを制し、マイク・スミス騎手との豪快な追い込みでファンを魅了した。昨年はケンタッキーダービー3着、その後にペンシルベニアダービーを制したバエザが活躍。シレフス調教師の最後の重賞制覇は31日、サンパスカルS(G2)のウエストウッド(木村和士騎手)だった。
マイク・スミス騎手は「競馬界は今日、偉大な人物を失いました。そして、私は良き友人を失いました。彼は決して馬を急がせませんでした。時間をかけて、調子を整え、その後も調子の良い状態をキープしました。ゼニヤッタが2歳、3歳の頃を見たら、彼女がどんな馬になるか想像もつかなかったでしょう。しかし、ジョンはそれを見抜き、彼女にその時間を与えました」と追悼した。ブリーダーズカップ協会も「ジョンはその誠実さ、忍耐力、馬への揺るぎない献身で広く尊敬されていました。彼はゼニヤッタという偉大な競走馬をファンに親しみやすくすることで、全米、そして、世界中の人々に競馬の魅力を広めました」とコメント。サンタアニタパーク競馬場も「シレフス師は生涯を通じてサンタアニタパークに欠かせない存在であり、思いやりのあるホースマンとしての彼の功績はここの歴史に深く刻まれるでしょう。サンタアニタで出走するすべての馬は、まず最初にジョンの最高傑作であるゼニヤッタの銅像の前を通らなければなりません。ジョンの勝利は数多く、名誉のあるものですが、09年のBCクラシックはその傑作であり、サンタアニタパークの90年の歴史の中で最高の瞬間に選ばれています。ジョンの妻、ジョンとともに過ごしてきたホースマン、ホースウーマンのみなさまに心よりお悔やみ申し上げます。彼のメモリーが祝福されますように」と声明を発表している。
