​ヴァデニが凱旋門賞参戦へ! 晴れの天気予報で英チャンピオンSから予定変更

2022年09月22日 10:50

 G1アイリッシュチャンピオンステークスで3着に敗れた直後はG1英チャンピオンステークスへ向かうことが濃厚とみられていた仏ダービー馬ヴァデニが、一転して現地10月2日の仏G1凱旋門賞に参戦する可能性が高まったことが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 アガ・カーン殿下が所有のチャーチル産駒ヴァデニは、仏ダービー制覇後に英G1エクリプスステークスも連勝。今月10日の愛チャンピオンSでは同世代のルクセンブルクとオネストに先着を許す3着だった。

 陣営のレーシングマネージャーを務めるG.リモー氏によると、凱旋門賞が行われる10月1周目のパリの週末は晴れるという天気予報から、英チャンピオンSよりも凱旋門賞に向かう見込みが高まったと発表。

「すべて順調ならば、ヴァデニは来週末に凱旋門賞を走るだろう」「この馬にとって重要な要素なので、パリ(ロンシャン競馬場)の馬場が適した状態であることを期待する。良馬場である必要はないが、極端に遅かったり、重かったりする必要もない」と同氏は話している。

 リモー氏は天気予報次第で状況は変わる可能性を示しつつも、ヴァデニにとって初距離となる2400メートルについては「当日のお楽しみだ」とコメント。「だが血統的には母父がモンズンで、(チャーチルの)父はガリレオなのだから、距離がもたないということはないと思う」と自信を見せていた。