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G1愛チャンピオンSはルクセンブルクが激闘制す、凱旋門賞参戦が濃厚に

2022年09月11日 09:29

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 G1アイリッシュチャンピオンステークス(3歳以上、芝10ハロン)が現地10日にレパーズタウン競馬場で行われ、中盤から前後するように並走したルクセンブルク(2番人気タイ)とオネスト(5番人気)が直線で叩き合い、1/2馬身差でルクセンブルクが激戦を制した。

 発馬良く4番手につけたルクセンブルクに対してオネストは最後方からレースを進め、中間点を前に内ラチ沿いからルクセンブルクの横までポジションを上げる。オネストは先行勢の間から、ルクセンブルクは外から直線に入ると残り1ハロン標識の前から併せ馬の態勢となり、一杯に叩き合って最後はルクセンブルクに軍配が上がった。

 1番人気のヴァデニは両雄の背後から直線を迎えたが、その外から進出したミシュリフ(2番人気タイ)に被されて進路がなく、内ラチ方向へ切り込んで追撃するもさらに1馬身1/4差の3着まで。ミシュリフは大外から4着に終わった(3/4馬身差)。

 キャメロット産駒のルクセンブルクは昨年10月のフューチュリティトロフィー以来となる2度目のG1制覇。それからぶっつけ本番で臨んだ今年の英2000ギニーで3着に敗れると、脚部不安により英・愛ダービーの回避を余儀なくされ、前走のG3ロイヤルホイップステークスで復帰戦を飾っていた。

 A.オブライエン調教師は「計画であり夢であるものとして、彼が復帰できたら3つのレースが座標にあった。彼が(前走の)カラ競馬場で復帰して、ここに来られたら凱旋門賞へ行けるだろうとね。ペースは緩みなく一定していた」と凱旋門賞参戦を示唆。R.ムーア騎手も「今日の彼は10ハロンで快調だった。促した分だけ伸びる感じがしていた」「1マイル半(12ハロン)が問題になると言うつもりはない」と距離延長への手応えを口にしている。