仏G1カドラン賞、トゥルーシャンが逃げ切って2年ぶりの2勝目

2023年10月01日 07:23

 仏G1カドラン賞(4歳以上、芝4000m)がパリロンシャン競馬場で現地9月30日に行われ、単勝2.1倍の人気を集めたトゥルーシャンがスタート直後から先頭で主導権をにぎると、直線では4馬身差を開いて堂々と逃げ切った。

 トゥルーシャンがゲートを決めてすぐに先頭に立つと、2番人気のエミリーディッキンソンが追い掛けてピタリとマーク。1馬身前後の2番手で離れず追走し、そのまま一騎打ちになるかと思われた。

 しかし、トゥルーシャンがスパートするとエミリーディッキンソンはついていけず、直線はトゥルーシャンの独壇場。2着に最後方から5番人気タイのムーンウルフ、さらに3馬身1/2差の3着には3番手から4番人気のランフォーオスカーが続き、エミリーディッキンソンは同着で最下位(5着)に沈んだ。

 トゥルーシャンは2021年以来となるカドラン賞2勝目で通算3度目のG1制覇。重賞は前走のドンカスターカップから連勝で通算7勝目とした。英競馬メディア『racingpost.com』は次走について、英チャンピオンズロングディスタンスカップで4連覇を狙うと報じている。