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トゥルーシャンが仏G1カドラン賞を完勝、敗れたストラディバリウスは引退も

2021年10月03日 09:11

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 芝4000mの仏G1カドラン賞(4歳以上)が現地2日にパリロンシャン競馬場で行われ、J.ドイル騎乗の2番人気トゥルーシャンがL.デットーリ騎乗の1番人気ストラディバリウスをマークして一騎打ちに持ち込み、直線半ばから4馬身1/2差を開いて完勝した。

 レースは2頭が飛ばし、トゥルーシャンら残りの11頭は10馬身余り離れて1周目のゴール板を通過。ストラディバリウスが集団を先導するような形を取り、背後でトゥルーシャンがマークした。ストラディバリウスが2周目のフォルスストレートで先頭に並ぶと、直線の残り300mからトゥルーシャンとの一騎打ちに。100mほど進む間にトゥルーシャンが一気に突き放して決着をつけた。

 トゥルーシャンは前走のグッドウッドカップから連勝で2度目のG1制覇。重賞は通算3勝目とした。A.キング調教師は英チャンピオンズデーへの出走の可能性について、ここから2週しか間隔がないため、さらに1週先のロワイヤルオーク賞でフランスに再遠征する選択肢もあることを明かしている。

 なお、ストラディバリウスのデットーリ騎手は「この馬場が彼のキレ味を奪い、勝者が速かった。それだけのことさ」と悪化した馬場を敗因に挙げた。また、オーナーのB.ニールセン氏はストラディバリウスの今後について、J&T.ゴスデン調教師たちと相談するとしながら「関心を示してくれているスタッドが2、3あり、現役を続けているから何も決めていない。どうするか最終決定していないが、彼を英国に置いておきたい」「彼を年老いたボクサーのようにはしたくない」と、このまま引退の可能性を示唆している。