ニュージーランド史上最高額レースが誕生、NZTRが大幅なプログラム改革を実施へ

2024年01月24日 12:15

 ニュージーランドのサラブレッド競馬統轄機関であるニュージーランド・サラブレッドレーシング(NZTR)が現地22日、2024/2025シーズンの夏季開催から実施する大幅なプログラム改革案を発表した。

 最大のトピックスとして紹介しているのは3月の第2土曜日にエラズリー競馬場で行われる開催を「チャンピオンズデー」と銘打ち、NZダービーの他に3つのG1レースを実施。NZ競馬における最高峰のイベントと位置づけ、1年目の賞金総額を900万NZドル(約8億1000万円)、2年目には1000万NZドル(約9億円)へと増額を図る。

 また、同日にはNZ産馬およびニュージーランド・ブラッドストック(NZB)セールで取引された馬に出走資格がある「ザ・NZBキウィ」という3歳馬を対象とする芝1500mのレースを新設。重賞格付けのないブラックタイプのレースとして最大14頭により施行する。

 なお、賞金総額は2025年にNZ史上最高の350万NZドル(約3億1500万円)に設定。2027年までに450万NZドル(約4億500万円)へと増額を予定し、南半球産3歳馬が対象のレースとして最高とする。さらにNZと豪州に設定される前哨戦の勝ち馬がザ・NZBキウィで3着以内に入着した場合は100万NZドル(約9000万円)のボーナスも付加され、本番での勝者は計180万NZドル(約1億6200万円)を手にすることが可能となる。