ザラック
性齢 | 牡4 |
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父 | Dubawi |
母 | Zarkava |
母の父 | Zamindar |
調教師 | A.ドゥロワイエデュプレ(FR) |
古馬となって目覚めの時を迎えた大器が、地元フランスの期待を背負って外国勢を迎え撃つ。ザラックの母ザルカヴァは2008年に仏牝馬クラシック二冠を制すなど、凱旋門賞を最後に引退するまで7戦全勝のパーフェクトな戦績を残した稀代の名牝で、父も欧州屈指の大種牡馬ドバウィ。この凱旋門賞を勝てばデトロワ(1980年)とカーネギー(1994年)、アーバンシー(1993年)とシーザスターズ(2009年)に続く3組目の母子制覇となる。成功が宿命づけられた超良血馬としては、是非とも手に入れたい勲章だ。
重賞未勝利の身で迎えた4歳の今季は、2月のドバイ開催で早くも始動。初戦のG3ドバイミレニアムSで待望の重賞初制覇を飾った。その後はG1で3連敗したが、5月のガネー賞では直線早々に挟まれて最後方に下がったうえ、鞍上がステッキを落とすなど不利の連続。それでも末脚鋭く巻き返して1着のクロスオブスターズ(フォワ賞でサトノダイヤモンドに先着)に短クビ差と、勝ったも同然の内容を残している。前走のサンクルー大賞では大外からの差し切りでG1初制覇。初の2400mで結果を出し、凱旋門賞への道を切り拓いた。今回は3か月ぶりの実戦となるなど課題も少なくないが、母も管理したA.ドゥロワイエデュプレ調教師の仕上げに抜かりはないだろう。
ザラックの競馬データ