カプリ
性齢 | 牡3 |
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父 | Galileo |
母 | Dialafara |
母の父 | Anabaa |
調教師 | A.オブライエン(IRE) |
昨年の凱旋門賞で上位3着までを独占したA.オブライエン調教師は、今年の英愛の牡馬・牝馬3歳クラシック戦線で、オークスこそJ.ゴスデンの管理馬エネイブルに譲ったが、それ以外は完全制覇。この凱旋門賞に牡馬のカプリ、牝馬のウィンターと2頭のクラシックホースを送り込む。ウィンターは英愛1000ギニーW制覇などマイル路線を制圧。ここまでG1を4勝しているものの距離経験は約2000mまでしかなく、この凱旋門賞で2400mに初挑戦する。能力は一級品、同期のエネイブルとも初対戦と未知の魅力にあふれているが、今回を日本に置き換えれば、桜花賞馬が相手の土俵でオークス馬と戦うような状況。不利は否めない。
一方、距離延長とともに素質を開花させてきたのがカプリ。今季は2000mで2戦未勝利から英ダービーに臨むと、上がりの速い勝負もあって6着に終わった。しかし、続く愛ダービーでは離して逃げるペースメーカーを巧く使い、2番手追走から押し切り勝ち。英ダービー馬で厩舎のエースだったウイングスオブイーグルスから主役の座を奪ってみせた。前走の英セントレジャーでも早めにスパートし、後続が迫ればなお伸びる息の長い末脚を繰り出して快勝。伝説の英三冠馬ニジンスキー以来、実に47年ぶりの愛ダービー&英セントレジャー制覇を成し遂げている。精鋭軍団の中にあっても目下の勢いは筆頭格といえ、脚質的にも不気味な存在となる。
カプリの競馬データ