シンエンペラー
牡3 7戦2勝[2-2-2-1]
この凱旋門賞への前哨戦に選んだ愛チャンピオンSは、終盤まで包まれる不利もあり3着。猛然と追い上げるも届かず、脚を余す少々悔いの残る内容になったが、欧州の一線級に全く引けを取らない能力を確認できた。休み明けからひと叩きして迎える本番へ希望は膨らむばかりだ。
ルックドゥヴェガ
牡3 4戦3勝[3-0-1-0]
前哨戦のニエル賞は手応え良く逃げるも直線で伸び切れず、仏ダービーで突き放したソジーらに差し切られて初黒星を喫した。ただ、それがデビュー4戦目だったうえ、仏ダービーから3カ月半ぶりの実戦。まだまだ伸びしろを残しているはずで、一つの敗戦で評価を下げるのは危険だろう。
ソジー
牡3 6戦4勝[4-1-1-0]
前走のニエル賞では仏ダービーで完敗したルックドゥヴェガを差し切って雪辱。大手ブックメーカーの前売り1番人気に推されていたライバルから、その座も奪って凱旋門賞へ駒を進める。史上最多の8勝を誇るA.ファーブル調教師の秘蔵っ子だけに、勝ち負けに絡む可能性は高そうだ。
ロスアンゼルス
牡3 7戦5勝[5-0-1-1]
前走の愛チャンピオンSは直線でシンエンペラーに先んじるも差し返されて4着。アタマ差の内容から力は互角と評価できる。もともと2400mの凱旋門賞が目標だけに、引き続き要注意の存在であることは間違いない。昨年10月には不良に近い馬場状態でG1勝ちと道悪も苦にしない。
アルリファー
牡4 9戦3勝[3-4-0-2]
2歳時にG1制覇を果たすも、3歳では2戦のみ、4歳の今年も2000m路線で足踏みしていた。しかし、前走で2400m(ベルリン大賞)に距離を延ばすと圧勝。武豊騎手の夢を背負って凱旋門賞へ挑むことになり、日本でもにわかに注目度が上がってきた。名手の大願成就へドラマを見せられるか。
デリウス
牡3 5戦3勝[3-1-1-0]
フランス3歳牡馬の1頭。現地G3リス賞を制している。続くG1パリ大賞典、G2ニエル賞ではソジーに先着を許しているが本番で挽回なるか。
ブルーストッキング
牝4 12戦4勝[4-5-1-2]
凱旋門賞の重要な前哨戦、G1ヴェルメイユ賞を3歳馬らを押さえ制している。追加登録を行って出走を決めてきた。
アヴァンチュール
牝3 7戦3勝[3-3-0-1]
フランス3歳牝馬の1頭。仏オークスは4着だったが、前走のG1ヴェルメイユ賞では3歳勢で最先着の2着としている。
マルキーズドゥセヴィニエ
牝5 17戦8勝[8-6-1-2]
フランスの快速牝馬。前走芝2000mのG1ジャンロマネ賞を3連勝で制し、連覇達成。マイル~中距離のG1で計5勝目とした。まだ経験のない2400mとなるが、凱旋門賞で史上最多の8勝を誇るA.ファーブル調教師が距離延長も問題なしと判断して出走を決めてきた。柔らかい馬場を希望している。
ファンタスティックムーン
牡4 13戦7勝[7-3-1-2]
ドイツダービー馬が再び凱旋門賞参戦。昨年はG2ニエル賞を制し、本番でも人気を集めたが11着に終わった。前走G1バーデン大賞ではドバイオナーらを下し、リベンジを狙う。
コンティニュアス
牡4 11戦5勝[5-1-2-3]
ハーツクライ産駒。昨年は5着だった。今年は当初から凱旋門賞を見据えてG2、G3を使われている。前走のフォワ賞はイレジンの3着だった。
サンウェイ
牡3 10戦2勝[2-3-1-4]
イギリス3歳牡馬。2歳G1クリテリウムアンテルナシオナルを制している。3歳になってから勝ち星はないが、英セントレジャー(G1)では3着(4位入線後、繰り上がり)だった。差し~追い込みでレースを進めていることが多く、大舞台で1発を狙う。
ザラケム
牡4 12戦6勝[6-1-0-5]
4歳になった今年からG1レースに出走。前々走のG1プリンスオブウェールズステークスではオーギュストロダンの2着とした。新たにコンビを組むことになったクリスチャン・デムーロ騎手が上位進出に導けるか。
セヴェナズナイト
牡4 15戦5勝[5-2-1-7]
フランスのA.ファーブル調教師が管理する4歳牡馬。G1勝利はないものの、パリロンシャン競馬場の3000m超のG2,G3を重馬場で計3勝しており、馬場悪化の場合、注意が必要になるか。
シュルヴィー
牝3 7戦3勝[3-1-2-1]
フランス3歳牝馬の1頭。仏オークスはアタマ差2着で低評価を覆した。前々走のG2マルレ賞で2400mに距離延長し、重賞初制覇を飾ったが、前走のG1ヴェルメイユ賞では直線伸びきれず、7着だった。
アヤザーク
牡5 20戦6勝[6-4-3-7]
昨年は重賞を2勝するも凱旋門賞では14着に沈んだ。今年は仏G3エクスビュリ賞の連覇から始動して4月のG1ガネー賞(芝2100m)でG1初制覇を果たした。その後2戦して勝ち星はないが、目標は凱旋門賞か。