性齢 | 牝6 |
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父 | スクリーンヒーロー |
母 | コスモチェーロ |
母の父 | Fusaichi Pegasus |
調教師 | 手塚貴久 |
春のドバイシーマクラシックは6着に完敗し、圧巻の追い込みでG1初制覇を決めた香港ヴァーズの再現はならなかったウインマリリンだが、香港ヴァーズで退けたボタニクに再び先着し、シャフリヤール(5着)と1馬身3/4差、モスターダフ(4着)とはさらに1馬身差でゴール。1着のイクイノックスこそ別格だったものの、国内外で第一線を走る牡馬たちと差のないレースはできた。
帰国して再始動戦の札幌記念は好位から失速して9着。ただ、もともと叩き良化型で5か月の休養明けだったうえ、馬体重が3着に好走した前年の札幌記念より6kg、香港ヴァーズとの比較では20kg重い自己最高の494kgまで増加し、松岡正海騎手も前年ほどの状態にないことを認めていた。その後にBC遠征が決定し、レース間隔が開くことを考慮してオールカマーに出走。再び9着に終わったものの、直線で反応がなくなった札幌記念より粘りを増すなど着実な前進を印象づけている。
白星は香港ヴァーズから11か月遠ざかっているが、重賞初制覇のフローラSから手にした3勝は11か月ぶり(日経賞)、6か月ぶり(オールカマー)、1年3か月ぶり(香港ヴァーズ)と、叩き良化型らしく次の1勝が遠いタイプ。牝馬限定の重賞は休み明けの秋華賞(2020年)、右肘の持病が悪化したエリザベス女王杯(2021年)を除き勝ち負けに絡んでおり、3戦目で走り頃の今回は上位争いの期待がかかる。