性齢 | 牝4 |
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父 | Frankel |
母 | Starscope |
母の父 | Selkirk |
調教師 | J&T.ゴスデン |
ジャックルマロワ賞連覇をはじめG1レース5勝、牡馬とも互角に戦って欧州マイル路線をリードしてきたインスパイラルが、このBCフィリー&メアターフで初の10ハロンに距離延長を図る。
今年は初戦のクイーンアンSで残り1ハロンから抜け出すも、差し返される格好で2着(クビ差)に惜敗。続くサセックスSも5頭立ての最下位で連敗スタートとなったが、クイーンアンSは8か月ぶりの休み明けで最後に息切れ、サセックスSは不向きな道悪と明確な敗因がある。しかし、3戦目のジャックルマロワ賞はゲートで一完歩遅れるも、後方から鮮やかに突き抜けて連覇達成。続く前走のサンチャリオットSでは中間点過ぎから一気に抜け出し、ノーステッキで最後に流す余裕の勝利と牝馬限定戦で力の違いを見せつけている。
その後はクイーンエリザベス2世S(10月21日)とBC遠征で二者択一としながら、馬場が悪化する傾向にある前者よりも良馬場を見込める後者に落ち着いた。当初はBCマイルという計画があり、実績的にも当然の選択肢だったが、陣営はサンチャリオットSの圧勝劇を受けて方針変更。今回は2ハロンの距離延長が課題となるが、強いマイラーが10ハロン(2000m)もこなす例は洋の東西を問わない。牝馬同士の相手関係にも妙があり、ここで上位争いは必至だろう。