性齢 | 牝3 |
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父 | Galileo |
母 | Sea Siren |
母の父 | Fastnet Rock |
調教師 | A.オブライエン |
昨年のBCフィリー&メアターフをチューズデーで制したA.オブライエン調教師が、連覇を期して送り込むウォームハート。明け3歳の今年5月にデビュー3戦目の芝10ハロンで初勝利と、その才能が発露するには少しの時間を要した。しかし、次戦でリステッドの愛オークス前哨戦を制すと、ロイヤルアスコット開催のG2リブルスデールSへと3連勝で重賞初制覇。デビュー戦の7ハロン、2戦目の8ハロンからの距離延長で軌道に乗った。
続く愛オークスで最後方の8番手から伸び切れず5着に敗れると、オブライエン師は重馬場を敗因に挙げ、その後はヨークシャーオークスに挑戦。良馬場に恵まれた一戦では愛オークスで影を踏むことさえできなかった僚馬セーブザラストダンスに馬なりで並び掛け、約2馬身半差をつけてG1制覇を果たす。愛オークスでの5馬身半差から大きく立場を逆転してオブライエン師の言葉を裏づけたウォームハートは、さらに2週半の間隔で臨んだヴェルメイユ賞も連勝して一気に欧州屈指の牝馬へと飛躍を遂げた。
今回は約2か月の間隔が開いているが、6月22日のリブルスデールSからヴェルメイユ賞まで、2か月半で12ハロン(2400m)の重賞を4連戦しており、ひと息入れられたことはむしろプラスになるはず。良馬場の可能性も高い舞台と合わせて勝機は十分だろう。