性齢 | 牝5 |
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父 | Dubawi |
母 | Florentina |
母の父 | Redoute's Choice |
調教師 | C.ブラウン |
近年のBCフィリー&メアターフでは欧州からの遠征馬や欧州からアメリカに移籍した馬が優勢で、生粋のアメリカ調教馬は2015年のステファニーズキトゥンを最後に勝利から遠ざかっている。失われつつあるプライドを取り返すため、その先頭に立って地元勢を率いるのがインイタリアンだ。
ダイアナS、ファーストレディSとG1連勝で臨んだ昨年のBCフィリー&メアターフでは2番人気に推された。キーンランド競馬場の芝1900mは最終コーナーにゲートが置かれて外へ行くほど不利な舞台。インイタリアンは11番枠からハナを切り、直線半ばで後続を2馬身余り突き放す果敢なレースを見せた。最後は英オークス馬チューズデーに捕まり1馬身差の2着で涙を飲んだが、欧州で牡馬と互角に渡り合ったナシュワに2馬身半の先着。欧州の一流馬にも引けを取らない実力を示すことはできた。
それから5か月の休養を経て、今年は4月のジェニーワイリーSから始動すると2着に3馬身差、さらに6月のジャストアゲームSも3馬身3/4差をつける逃げ切りでG1連勝。その後は7月のダイアナS、10月のファーストレディSで連敗したものの、前者はハナ差、後者はアタマ差の2着に過ぎない。先頭で風を切るスタイルは健在で、スピードが生きるサンタアニタパーク競馬場なら昨年の雪辱を果たせるかもしれない。