性齢 | 牝5 |
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父 | Gutaifan |
母 | Laurelita |
母の父 | High Chaparral |
調教師 | M.キャシー |
2022年に12年連続15回目となるソヴリン賞最優秀調教師を受賞したカナダのレンジェンド、M.キャシー師が送り込むフェヴローバーは、BCフィリー&メアターフでも実績十分の欧州デビュー組。2歳時の2020年に仏G2カルヴァドス賞で重賞初制覇、3歳の2021年には英1000ギニーで3着などの実績を残し、2022年からキャシー師の管理に移った。
寒冷地のカナダでは芝レースのシーズンが短いこともあり、2021年の最終戦から移籍初戦のG2ダンススマートリーSまで9か月の間隔が開いた。それでも、いきなり2着に好走すると次戦のG2カナディアンSでさっそく重賞勝ち。3戦目のG1E.P.テイラーSでは発馬直後の不利で終始馬群の4頭分外を走らされるロスがありながら3着(繰り上がり)と力を見せた。
そして、この2023年も9か月の休養から7月に始動すると、G2ナッソーSでカナダ年度代表馬のモイラを4馬身1/4差と蹴散らし圧勝。2週後の米G1ダイアナSではインイタリアンに完敗の3着も、1か月後に再びアメリカのビヴァリーD.Sに挑み、2着に3馬身1/2差をつける逃げ切りで待望のG1初制覇を飾った。次戦のG2カナディアンSはモイラの豪脚に屈して移籍後最低の4着に敗れたものの、続く前走のE.P.テイラーSではモイラらに雪辱して2度目のG1制覇としている。インイタリアンとモイラは今回も対戦予定だが、日本と欧州勢の参戦で変わる展開を味方につけ、まずは北米勢の最先着を狙いたい。