性齢 | 牝5 |
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父 | キズナ |
母 | ルミナスパレード |
母の父 | シンボリクリスエス |
調教師 | 林徹 |
安田記念で連覇を達成したマイル女王が2年越しのBC挑戦を実現する。BCマイルには昨年も遠征計画があったが、セントウルSでひと叩きを終えながらも喉頭蓋の腫れが見つかり直前で無念の回避。香港マイルに目標を切り替えると今度は右前肢の蹄を痛め、結局、今年2月の1351ターフスプリントまで休養を余儀なくされた。
その1351ターフスプリントは連覇が懸かる勝機十分のレースだったものの、半年余りとデビュー以来、最も実戦から遠ざかった影響なのか、出遅れて全く流れに乗れないまま10着に大敗。シーズン開幕戦の内容は先行きに不安を残すものとなった。帰国初戦のヴィクトリアマイルも前年の2番人気から4番人気と評価が下がり正念場。しかし、ここではゲートを決めて11か月ぶりの復活勝利を挙げると、続く安田記念ではマイルCSの覇者セリフォスを2着に退けて史上3頭目の連覇(グレード制導入後)を達成し、名実ともにマイル王の座に就いた。
このBC遠征に向けては毎日王冠で再始動し、エルトンバローズにハナ差及ばず2着に終わったが、包まれて追い出しが遅れた末の惜敗。1か月後に海外遠征を控える身であることを踏まえれば、内容的には十分だったと言えるだろう。BCマイルは歴史的に牝馬の活躍が目立っており、日本最強マイラーでもあるソングラインの実力を持ってすれば、安田記念連覇に続く快挙も期待できそうだ。