本番を1週間後に控えた14日の時点で出走順25番手にも入っていなかったソールインパクトが、回避馬続出を受けて出走にこぎつけた。一時はコーフィールドCをあきらめて24日のG3ジーロンCに回り、メルボルンCの出走権利確保を狙うプランも浮上していただけに、このツキを生かさない手はない。目標が定まらず調整に難しさはあったかもしれないが、不慣れな土地でジーロン競馬場へ単身移動するよりも、チェスナットコートと行動を共にできることになった利は大きいだろう。

ただし、メルボルンC出走に向けては現時点で出走順35番手より後ろと視界不良。24頭の枠に入るためには、このコーフィールドCで上位争いを演じ、レーティングを上昇させておきたい。

その可能性は少なからずあるはずだ。チェスナットコートとは直近3走の直接対決で1勝2敗。オープンクラスでの勝ち鞍がないのは同じだが、ソールインパクトの場合は過去1年で重賞を6戦しているうち、アルゼンチン共和国杯2着、ダイヤモンドS3着、そして前走の目黒記念5着と左回りで堅実に結果を残してきた。豪州ブックメーカーの前売りで上位人気に推されているキングズウィルドリームとレーティング（105）も同じで、それはつまり、勝負圏内の実力ありという意味に受け止めることができるだろう。

ソールインパクトの競馬データ