ラニ
性齢 | 牡4 |
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父 | Tapit |
母 | Hevenly Romance |
母の父 | Sunday Silence |
調教師 | 松永幹夫 |
昨年は日本調教馬としてUAEダービーを初制覇。ぶ厚い扉をこじ開ける大きな功績を残したラニだが、米3冠戦を経て帰国後はオープン特別での3着が最高と苦戦している。序盤から後方に置かれる格好になるのはラニの型ではあるが、前哨戦のアルマクトゥームチャレンジR3(MCR3)では馬群から1頭だけ遅れ、直線では現地映像に映り込むことさえなかった。なかなか上位争いに絡むまで至らない現状を何とか打破したい。その鍵となるのは肉体面よりも、難しいとされる気性面になりそうだ。
ラニはUAEダービーで800mを50秒82、1200m地点を1分14秒22、1600mを1分39秒02で通過。1200m地点ではすでに2番手に上がっていた。これに対し、今年のMCR3を逃げ切ったロングリバーは800mを49秒83、1200mを1分14秒22、1600mを1分38秒95で通過している。両レースでは後者が100m長く、1年違いで馬場差もあるため単純比較はできない。ただ、1200m以降の通過ラップに表れている通り、少なくともMCR3はラニが大きく離されるような流れでもなかったはず。帯同している丸内永舟調教助手もツイッターで「息も乱れず戻ってきた」と報告している。昨年の米遠征と同様、滞在を経ながら心身の状態が整ってきているようでもあり、思い出の地で1年前の闘志を呼び覚ましてほしい。
ラニの競馬データ