ヴィブロス
性齢 | 牝5 |
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父 | ディープインパクト |
母 | ハルーワスウィート |
母の父 | Machiavellian |
調教師 | 友道康夫 |
昨年は稍重の発表以上に悪化した馬場で走りづらそうな面を見せながら、直線で目の覚めるような瞬発力を披露し、鮮やかに世界デビューを飾ったヴィブロス。勝利のインパクトも大きなものだったが、その余韻から醒める頃になると、入れ替わるように真価が明らかになっていった。ドバイターフで3着に退けたリブチェスターをはじめ、4着ザラック、6着デコレーテッドナイトの3頭が、その後に英仏愛の3か国でG1レースを計6勝。シーズンを通じて欧州の芝中距離路線をけん引し、ヴィブロスの快勝劇に1勝以上の価値を与えたのだった。
ヴィブロス自身は帰国後に十分な休養を取り、秋の府中牝馬ステークスから始動。次戦のエリザベス女王杯ともどもスローペースの中で末脚不発に終わったが、前者はクビ差2着の惜敗、後者も5着と掲示板は確保した。その2戦で秋を切り上げ、中山記念からドバイへ飛ぶ臨戦は2年連続。今年の中山記念では8着と約2年ぶりに掲示板から漏れる結果となったが、昨年も同5着からドバイターフ制覇につなげているうえ、走破時計は両年で0秒2しか差がなく、結果については神経質になる必要はなさそうだ。
昨秋以降は小柄な馬体にも確かな成長が見られ、中山記念では前年比12kg増と完成の域に達してきた感があることからも、レース史上初の連覇達成に期待が集まる。
ヴィブロスの競馬データ