クロコスミア
性齢 | 牝5 |
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父 | ステイゴールド |
母 | デヴェロッペ |
母の父 | ボストンハーバー |
調教師 | 西浦勝一 |
優勝経験馬2頭を含むG1ホース4頭が出走するドバイターフの日本勢にあって、G2を1勝のみのクロコスミアは実績的には一歩譲らざるを得ないところ。ただ、ともに戦うネオリアリズムが5歳で重賞初制覇を飾ったように、競走馬にはそれぞれの成長曲線がある。クロコスミアは一般的に馬が最も充実するとされる4歳秋に初めて重賞タイトルを手にしたが、その戦績を振り返ると、2歳時に札幌2歳ステークスとアルテミスステークスで3着、3歳時にはローズステークスで2着と素質の一端を示し続けていた。
安定しはじめたのは4歳の昨年夏からだった。クラス再編によりオープンから2階級降りた1000万下でレコード勝ち。続くクイーンステークスでも4着に健闘すると、再び自己条件に戻った1600万下を3馬身差で圧勝し、ひと夏でオープンに返り咲いた。そして、1か月半後の府中牝馬ステークスでは、今回も対戦するヴィブロスやヴィクトリアマイルの覇者アドマイヤリードという2頭のG1ホースを抑えて重賞初制覇。続くエリザベス女王杯は距離がやや長いかと思われたものの、自分のレースに徹して2着を確保した。デビュー時に398kgだった馬体重も40kg近く成長し、ヴィブロスに2戦連続で先着している現状、府中牝馬Sと同じ左回りの1800mという条件からも、初の海外挑戦でもチャンスがあるはずだ。
クロコスミアの競馬データ