ベンバトル
性齢 | 牡4 |
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父 | Dubawi |
母 | Nahrain |
母の父 | Selkirk |
調教師 | S.ビン・スルール(UAE) |
日本調教馬が大挙して出走する今年のドバイターフにあって、地元のゴドルフィン勢はS.ビン・スルール調教師が3頭、C.アップルビー調教師は1頭を立て、計4頭の布陣で対抗する。その中でエース格となるのがスルール厩舎のベンバトル。前哨戦のジェベルハッタではアップルビー師のブレアハウスに足元をすくわれる格好となったが、封じるべき相手だった南アフリカのジャヌービはきっちりとアタマ差抑え込み、レースの組み立ては狙い通りにできた。引き続きプロミシングランとレシュラーを従えてのレースとなることが予想され、自分のレースに専念できるのはやはり有利だ。
昨年の4月2日にデビューし、わずか2か月後の4戦目で英ダービー5着に食い込んだ素質の高さは疑いようがない。秋に英チャンピオンステークスを圧勝して欧州最優秀3歳馬に輝くクラックスマン(3着)とは2馬身半差、英セントレジャーを制すカプリ(6着)には先着した。ダービー後はロイヤルアスコット開催のG3で重賞初制覇。それ以降は2連敗で休養入りしたが、年明けにメイダン開催で復帰してからはG3シングスピールステークスとG2アルラシディヤを完勝し、前走のG1でも2着と成長した姿を見せている。この3戦とも相手関係が軽く、G1級がそろった日本馬たちに個の力で対抗するのは難しいかもしれないが、チーム力と地の利があるベンバトルはやはり侮れない。
ベンバトルの競馬データ